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(6572)RPAホールディングスが2020年2月期決算を発表。株価への反応は?

 コロナショックが始まってから株価下落が止まらないRPAですが、今回の決算内容を受けて株価推移は好転するのでしょうか。良い材料があるかもという目線で中身を読みました。

2020年度の業績

 まず、今期の業績ですが、1月10日に第3四半期業績と共に公表された業績見通し通り、僅かですが黒字でした。そして何よりも成長性の基準となる売上高が前期より伸びており、とりあえず安心しました。
 ただし、営業成績に関する説明の項において、これまでの決算広告には以下の文章がありました。

「当社グループの事業領域であるRPA市場は、引き続き新聞、雑誌、WEB媒体で掲載されるなど注目度は高く、市場環境は依然良好な状況が続いております。こうした環境の中で、ロボットアウトソーシング事業、ロボットトランスフォーメーション事業の両事業ともに、当社グループの既存顧客の継続・拡大、及び新規顧客の獲得に注力し、引き続き成長を遂げております。」

 しかし、今回の経営成績に関する説明からは削除されていました。経営環境に変化が生じてきたのでしょうか。コロナの影響による一過性のものなら良いのですが。競合企業が次々に現われており、競争激化が顕在化してくるのはマズイですね・・・損益計算書を確認すると、2020年度分については売上高に対する粗利益率は一定でした。今期は増収の割に大幅な減益ですが、それは新たな事業投資、人材育成、広告宣伝に掛ける費用が嵩んだ結果であり、商品値下げにより売り上げを伸ばした、という訳ではなさそうです。よって、当社の価格競争力は維持されている模様です。となると、やはり要因はコロナによる経済活動の停滞懸念でしょうか。

今後の業績

 2021年度2月期の業績見通しは、コロナの影響がはっきりしないため、具体的な数字には幅を持たせていますが、下限を示したことで投資家に安心感を与えたと思います。これは、売上が月額報酬や成果報酬制になっており、比較的予想しやすくなっています。
 また、現状はリモートワークに切り替えているとのことで、業務が完全に止まっていないことも安心材料です。
 更に今後の働き方への提案としてRPAに関するサービスや取り組みの無償提供を行うとの発表も合わせてありました。この取組によって、RPAに関する商品を導入する企業が増加すれば、後々の月額報酬に繋がりそうです。そして無償提供という思い切った決定が、最良の広告宣伝になるかもしれません。

まとめ

 企業活動はリモートワークにより継続され、来期の業績予想も示しました。また、コロナによる混乱を一部サービスの無償提供という思い切った手段で商機に変えようとする柔軟な行動。このことから安定成長できる可能性があることが
覗えます。
 株価は収益面・財政面からすると依然として割高ですが、これから先の成長期待が残されていることから、そろそろ反転してもいいのではないかと考えます。

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