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(6875)メガチップスが平成31年度上期決算を発表 株価はどう動く

11月2日にメガチップスが平成31年3月期第2四半期決算を公開しました。この銘柄は過去、売り玉を建てており、業績と株価の動きはマメに観察していました。そのこともあってか最近は再度売り玉を建てています。そこで、今回の業績の発表をに売り方目線で分析しました。

平成31年度上期の業績

売上・利益共に当初予想を上回っており、僅かな差ではありますが業績の上方修正も合わせて発表しています。
業績が予想を上回った要因は、ゲーム機向けデバイスの売上増であり、任天堂の影響を受けています。一方で新規に立ち上げた事業であるMEMSタイミングデバイスの供給は一部の需要が減少した模様です。
結果、業績見通しは上方修正したものの、売上高は若干増加、純利益は8億円の赤字が7億円の赤字に縮小した程度でした。

不可解な売上債権の増加

貸借対照表を見ていて気付いたのですが、売上債権が期を追うごとに増加しています。平成30年度期末から平成31年度上半期までの推移をみると、268億円→399億円→528億円と増加の一途を辿っており、上期の売上高に近い数値まで膨れ上がっています。更に運転資金を確保する為なのか、90億円の借入れまで行っており、営業キャッシュフローは117億円のマイナスです。本件に係る説明は無いので、売上債権が不良債権化する恐れは認められていないのでしょうが、不可解です。万一全てが取り立て出来なくなった場合は、売上債権額が自己資本よりも大きいため債務超過に陥ります。財務担当者はどのように感じているのか気になります。

株価の見通し

売り方の目線ですが、今回の業績発表では以下の理由により、上値を買って行く材料にはならず、株価が上昇する見込みは薄いと考えます。

①任天堂ゲーム機の影響で業績は上向いているが、既にニンテンドースイッチのピークを迎えているものとみられ、今後が期待できる材料ではない。
②MEMSタイミングデバイス関連のIot事業は目論見通りうまく行っているのか不透明。企業買収で取得した「のれん」償却はこれからも続くため、事業が軌道に乗らないと利益を圧迫する要因になる。
③売上債権を直に現金化できないのは、取引先と不利な契約を結んでいる可能性があり、売り手として強い立場で事業を営んでいるようにはみえない。
④業績見通しを上方修正したが、本件で何を伝えたかったのかが分からない。事業が予想よりも上手く行っており、売上・利益共に大幅に続伸するのであれば十分材料になるが、この程度の微修正では先行きに期待が持てない。

なお、答え合わせは来週月曜日からになります。正解なら利益になり、不正解なら含み損を抱える日々です・・・

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