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(3197)すかいらーくホ-ルディングスの株主優待制度は今後も続くのでしょうか

 先日、100株保有の株主優待として、3千円分の食事券が到着しました。現状の株価での配当・優待利回りは4%以上ですが、株主優待の比率が7割以上を占めています。すかいらーくグループによると今後の業績見通しは、消費増税や従業員の人件費上昇により、相当厳しくなると予想しています。もし、利益が無くなれば、株主優待にメスが入ることも想定されます。現行の優待制度を今後も続けていけるのでしょうか。

優待の見直しは業績次第

 2018年度は営業利益229億円に対して、株主優待の負担は30億円でした。ただ、負担額は横ばいで推移しており、これ以上利益を圧迫することは想定していません。

 一方、人件費は年20〜30億円程度が継続して増えていく見通しであり、こちらの方が問題です。また、消費増税による売り上げ減少も見込まれており、今後の業績はより厳しくなりそうです。

 当然、すかいらーくグループでは売上・利益を維持するために、以下の対策を行っています。

 業務効率化では現状の課題の解決は困難であるため、売り上げを増やすことにより、利益を確保する作戦です。

① クーポンチケットの配布

・クーポンは、誰にでも配布する訳ではなく、来店可能性の高いお客様の目に留まるように配布する仕組みになっています。これにより、増税後の客数減少をカバーします。

・クーポンは種類を増やす等、より一層、お得感が得られるよう工夫します。ですが、売り上げ減少を避けるため、値引き額は今までより少なくなっています。

② 客単価を上げる

・来店して頂いたお客様には、できるだけ多くのメニューを注文してもらうため、売れやすいサイドメニューを拡充させます。

・健康感を高めたサラダメニューを充実させ、多様化するニーズに対応し、来客数を増やします。

・フェアを定期的に行い、時事に適した魅力的なメニューを提供。来客数と、売り上げ増に繋げます。

・個室化、全面禁煙等を進め、店内の居心地を良くして、お客様に「また行きたい」と思わせるよう工夫します。

 以上の施策が業績に好影響をもたらすことを市場が期待しているためなのか、業績見通しはネガティブであっても、株価は堅調に推移しているように見えます。

 消費増税は今回が初めてではないので、過去の経験を生かした、正しい施策になっていると評価を得ているのでしょうか。

 狙った通り、売上が堅調に推移するなら、利益も確保でき、株主優待も安泰でしょう。

消費増税後に予想される株価の推移

 2014年4月の消費税増税後の既存点売上高推移をみると、消費税増税後は客数及び売上高が下がる傾向にあります。これに連動して株価も安くなる場面がありそうです。

 この売上高減少は一時的なものであり、これからの株主優待の見直しが無いことを前提とすると、株の買い増しの機会と捉えることもできます。

 もし、売上の減少が止まらない場合、優待見直しリスクが増加し、株価も軟調に推移しそうです。株の買い増しの前に、売上増加の施策が進捗しているかどうかの見極めが必要になります。

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