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(9629)PCA株価は底打ち反転したのでしょうか

 中小・中堅企業向け自動会計ソフトの販売及びサポートを行うPCA。2020年1月下旬に株価のピークを迎えた後、きつい下げが続き、3月下旬から株価の反転が始まりましたが、このまま本格的な上昇に発展するのでしょうか。

現状の株価


 株価は1月のピークから3月の底打ちまでの間、高値からおよそ1/3になるまで大きく値下りしました。もちろんコロナショックによる影響も受けているでしょうが、株価の値動きだけを見ると短期間であまりにも下がりすぎな印象を受けます。
 ただ、四季報によると、2021年度3月期の配当予想は1株34円。現状での配当利回りは1.1%程度であり、利回りからの割安感はありません。それでは業績の先行きから株価の値上がりは望めるでしょうか。

2020年1月までの株価上昇


 2019年から株価の本格的な上昇トレンドが続き、2020年まで株価は値上がりしました。この値動きの背景には、消費増税およびウィンドウズ7サポート終了に伴う会計ソフトの特需がありました。この特需を受けて業績も明るく、株価も素直に反応しました。

今後の業績は?

 「特需」による効果が剥落したことにより、今期業績が前期を上回ることは難しそうです。
 理由は、①会計ソフトウェア市場についても低価格競争が始まっており、PCAの優位性が揺らぎかねないこと。PCAはサポート体制の充実による顧客満足等によりサービスの値下げを行わない方針であるが、価格競争に巻き込まれる可能性はあること。②既存の商品である会計ソフトは他社でも同様の機能を有するものが販売されており、差別化が困難な状況。そこで、AI、ビックデータ、フィンテック、RPA等を取り込んだ新製品の開発に着手しているものの、市場投入には至っておらず、さらなる業績の向上が展望できないこと。③コロナショックにより中小・中堅企業が倒産して顧客全体の数が減少すること。以上により、経営環境は良好とは言えない状況です。
 会計ソフトのインターネット販売により、コロナの影響下にあっても売上は確保できるようですが、業績を手掛りにして、新規での株の買い付け需要はあまりなさそうです。

投資判断

 先の業績があまり期待できないことから、現状での株価反転は一時的なものである可能性もありそうです。よって、暫くは様子見です。

 ただ、コロナ収束後、日本国の財政は傷が深くなっていることから、今後何かしらの増税が行われる可能性がありそうです(この不景気下での増税難易度はかなり高いですが)。その時は、投資チャンスかもしれません。

 或いは2018年11月に1株当たり1,798円で自社株買いを行ったことがあり、今後、株価がその辺りまで安くなった場合には再度検討してみるのも良いかと思います。

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(2914)JTから2020年度分の株主優待品が到着

 JTから株主優待の案内が到着した後、直ぐ返信ハガキを送付したところ、4月中旬に優待の品が到着しました。

到着した優待品

 株主優待カタログから選んだ品はレトルトカレーとご飯パックです。家族分(2名、1,000株、200株それぞれ保有)の優待品が一度に届きました。また、今年度からは株主優待が年2回→年1回に変更になった為、いつもよりも量が多いように感じます。
 1、000株保有の場合、株主優待はご飯/カップ麵の他にいくつかの加工食品から1品選べます。今回はレトルトカレーにしました。
 結果、届いた優待品は家族分全て合わせて、ご飯パック68食分とレトルトカレー7食分になりました。ご飯だけなら一家3人で、だいたい23食分、1日3食とするなら7、8日分になる計算です。
 ご飯パックでは、前回含まれていたお粥が無くなっていました。お粥・・・我が家でも積極的には食べませんでした。不評だったのでしょうか。
 ちなみに、JTの食品部門では、焼きたてのパンの味を楽しめる焼成冷凍パンの開発が完了したようです。毎回ご飯パックかカップめんの選択肢では飽きてしまうので、冷凍パンも選択肢の一つに加えてもらえると有り難いです。

JT株の保有方針

 たばこ事業が売上の約9割を占めていますが、コロナの影響により煙草を吸う人の数はあまり増えないでしょう。JTの有価証券報告書によると、国内では煙草の売上は減少傾向にあり、新興国を含む海外においては売上は増加傾向にあるものの、全体での煙草需要は減少しているようです。そうなると、他国のたばこ企業との競争も激しくなってくるでしょう。更に、コロナ対応で国の借金が増えることから、たばこ税の値上げも想定されます。
 医療品、加工食品事業は今後、業績の向上が見込めるかもしれませんが、その事業規模は全体からみて小規模です。JTの経営方針としては、主にたばこ事業に注力するものとしており、医療・食品事業は補完的な位置づけになっています。よって、たばこ需要の減少が見込まれ、競合他社との競争がより激しくなる今後において、JTの業績はゆるやかに下降していくものと思われます。
 株価の値動きも下落が続いており、当方の含み損も拡大しております。現状の配当が継続するなら、あと10年で含み損を回収できる見込みですが、今の株価で踏みとどまってくれるのかは不明です。
 今後も厳しい状況が続きそうですが、現状保有している株については、減配・優待の改悪が無いことを祈りつつ、継続保有です。

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(6572)RPAホールディングスが2020年2月期決算を発表。株価への反応は?

 コロナショックが始まってから株価下落が止まらないRPAですが、今回の決算内容を受けて株価推移は好転するのでしょうか。良い材料があるかもという目線で中身を読みました。

2020年度の業績

 まず、今期の業績ですが、1月10日に第3四半期業績と共に公表された業績見通し通り、僅かですが黒字でした。そして何よりも成長性の基準となる売上高が前期より伸びており、とりあえず安心しました。
 ただし、営業成績に関する説明の項において、これまでの決算広告には以下の文章がありました。

「当社グループの事業領域であるRPA市場は、引き続き新聞、雑誌、WEB媒体で掲載されるなど注目度は高く、市場環境は依然良好な状況が続いております。こうした環境の中で、ロボットアウトソーシング事業、ロボットトランスフォーメーション事業の両事業ともに、当社グループの既存顧客の継続・拡大、及び新規顧客の獲得に注力し、引き続き成長を遂げております。」

 しかし、今回の経営成績に関する説明からは削除されていました。経営環境に変化が生じてきたのでしょうか。コロナの影響による一過性のものなら良いのですが。競合企業が次々に現われており、競争激化が顕在化してくるのはマズイですね・・・損益計算書を確認すると、2020年度分については売上高に対する粗利益率は一定でした。今期は増収の割に大幅な減益ですが、それは新たな事業投資、人材育成、広告宣伝に掛ける費用が嵩んだ結果であり、商品値下げにより売り上げを伸ばした、という訳ではなさそうです。よって、当社の価格競争力は維持されている模様です。となると、やはり要因はコロナによる経済活動の停滞懸念でしょうか。

今後の業績

 2021年度2月期の業績見通しは、コロナの影響がはっきりしないため、具体的な数字には幅を持たせていますが、下限を示したことで投資家に安心感を与えたと思います。これは、売上が月額報酬や成果報酬制になっており、比較的予想しやすくなっています。
 また、現状はリモートワークに切り替えているとのことで、業務が完全に止まっていないことも安心材料です。
 更に今後の働き方への提案としてRPAに関するサービスや取り組みの無償提供を行うとの発表も合わせてありました。この取組によって、RPAに関する商品を導入する企業が増加すれば、後々の月額報酬に繋がりそうです。そして無償提供という思い切った決定が、最良の広告宣伝になるかもしれません。

まとめ

 企業活動はリモートワークにより継続され、来期の業績予想も示しました。また、コロナによる混乱を一部サービスの無償提供という思い切った手段で商機に変えようとする柔軟な行動。このことから安定成長できる可能性があることが
覗えます。
 株価は収益面・財政面からすると依然として割高ですが、これから先の成長期待が残されていることから、そろそろ反転してもいいのではないかと考えます。

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2020年4月の家庭菜園 アスパラガスの収穫

 4月に入り地温が上がってきているようで、アスパラガスの新芽が出てきました。

アスパラガスの収穫

 アスパラガスの根っこを植えてから4年目になります。3年目までは、出ても細い芽が多かったので収穫を控えていたのですが、ずっと待った甲斐があったのか、ようやく太い芽が出てきました。

↓ この2本の太い新芽を収穫します。新しい小さな芽が地表に顔を出しているので、収穫しても未だ新芽が生えてくることが分かっているので、安心して収穫できます。

↓ 収穫したアスパラガス。長さ20cm以上、太さも1cmは超えており、食べ応えがありそうです。

アスパラガスの試食

 アスパラガス本来の味を確かめたいので、さっと茹でたのみ、味付け無しで食べました。食べた感じたことは、味の濃さでした。普段は輸入品のアスパラガスをスーパーで購入して食べていますが、それに比べるとアスパラガスの味がしっかりと感じられます。
 どうして食味の違いを感じるのでしょうか。肥料として与えたのは生ゴミ堆肥のみ。これだけで特別おいしくなるとは思えません。他に異なる点は、鮮度です。今回のアスパラガスは朝収穫して、その日の夕食で食べました。一方、輸入品のアスパラガスは海を渡って来るので、それなりの日数が経っています。新鮮さだけで美味しさが大分変わる話しは聞いたことがありますが、それを実感したことになりました。
 また、無農薬であり、自分で栽培した(基本、放置でした。)ということも美味しく感じる要素になっています。

↓ 今回収穫できたのは、たった2本でした。食卓に出しても直ぐ無くなる量です。今のところ収穫可能なアスパラガスの木は雄、雌1本ずつの計2本です。更に収穫量を増やす為、昨年より種から育てたアスパラガス苗を7本追加で畑に移植しました。気の長い話ですが、順調に育てば再来年に収穫できるでしょう。

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(7148)FPGは2020年度の予定配当を満額支払い可能なのか

 予定通り1株当り60.1円の配当が支払われる場合、配当利回りは11%を超えて、不動産投資並みの利回りになります。高利回りに釣られて「買い注文」を入れたくなりますが、果たしてこの高利回りは現実的なのでしょうか。

業績面での検証

 過去の業績を2007年度から追ってみました。業績はリーマンショックや東日本大震災による影響を受けても、赤字転落には至らず、黒字を確保しています。また、利益面でも一時の落ち込みはみられるものの、概ね右肩上がりで推移しています。
 この業績推移に関し、事業の中核を担う税金繰延べを目的としたオペレーションリースは、相当儲けているお金持ちの方が顧客であることが覗え、彼らは不況が到来しても、お金持ちの座を維持していると考えられます。
 以上のことから今回のコロナショックのケースであっても、節税したいお金持ちは一定数存在すると想定されます。よって、オペレーションリース需要の大幅な減少は無く、業績が大幅に悪化する可能性は低いと考えます。
 会社四季報春号の2020年度業績予想によると、経常利益は145億円。仮にこの水準が維持できるならば、1株当り配当60.1円は問題なく支払えます。

FPGの2007年度からの業績の推移

会計年度   売上高  経常利益 (単位:億円)
2007   5.0   2.3
2008   9.0   4.4
2009   8.6   2.4 リーマン・ショック
2010  16.2   7.7
2011  20.0   9.7 東日本大震災
2012  28.0  13.9 
2013  40.0  20.0 ここから連結決算2014  62.6  32.6
2015 153.1 100.5
2016 188.9 119.1
2017 210.7 137.1
2018 220.4 126.2
2019 266.0 144.0
2020予243.0 145.0

財務面での検証

 配当金は、利益剰余金から支払われています。2019年12月31日の状況では、利益剰余金は236億円あります。1株配当を60.1円とする場合、配当の支払い額は約50億円となり、支払は可能です。
 ただし、現預金は211億円ありますが、これは3か月分の運転資金とほぼ同額です。現金に余裕がある訳ではないので、利益が無い場合、配当を支払うことで財務が悪化します。よって、ある程度の利益を出せないと、仮に満額配当を受取っても、株主としてあまり歓迎できないものになるでしょう。

現状での投資判断

 過去の業績、財務だと配当は有りそうです。
 しかし、株価をみると2019年11月に投資判断の格下げがあり、その中身はリース事業の手数料率の低下、多角化事業の中核となる保険事業の規制強化による減速が要因として挙げられていました。本件を受けて、業績が安定成長から踊り場に移ったと捉えられて株価は値下りしています。更にコロナウィルスの影響から人・モノの動きが滞り、航空、海運の動きも連動して不活性化していることから、オペレーションリース事業が相当停滞している懸念があります。
 もし、業績が悪く、無配になった場合、他の金融銘柄と比較して純資産倍率(PBR)に割高感が未だ残っており、更に大きく株価が調整する局面があるかもしれません。
 長期の視点では買いでも良いのでしょうが、短期的には業績懸念による株価の値下りも想定されます。
 株価が更に値下りしても追加で株を購入できる余裕があるなら買いで入りたい銘柄です。

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