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(2685)アダストリア 第68回定時株主総会に出席してきました

第68期の事業成績は前期に引続いて増収・減益でした。それでも前期は1株利益が242.49円だったのですが、当期は18.36円にまで落ち込み、当初予定していた75円配当が50円へと減額されました。当然、株価も落ち込み、株主総会の日にも年初来安値を更新しました。多くの株主が含み損を抱えており、経営陣への風当たりが強くなりそうな状況ですが、有給休暇を使って株主総会に参加してきました。

 

増収・減益の要因

株主総会召集通知には、「お客様のニーズをとらえきれなかった商品について、値下げや廃棄を行った」為、粗利益が下がり、結果減益になったように読めます。しかし、社長の説明によると、①季節の移り変わりが想定よりも早く、調達した衣料が売れる前に気候が変わってしまった。②売れると思って多量に作りすぎた。とのことでした。要するに先の見通しを読み誤ってしまったとのことでした。
売れないデザインの商品ばかりしか作れない体質に陥ってしまった訳ではないので、今回の減益については一時的な落ち込みによるものと捉えることも出来そうです。

減益の対応策

①販売体制の見直し

昨年より「支店制度」を導入しており、人材不足・働き方の多様化に対応できる体制を構築していましたが、副作用として営業軸と商品軸がずれてしまい、現場の声が商品の調達部門まで届きにくい状況になってしまったようです。結果、在庫管理が店舗の状況とかみ合わなくなり、増えすぎた在庫を処分したことが減益の要因の一つと考えられています。この状況を是正するまでに数ヶ月掛かる見通しです。

②デジタル分野の強化

これまで使用していた基幹システムが相当古いものであったので、投資を行い刷新されています。更にECシステムの導入も加わって、需要予測が高い精度で可能になり、在庫を適切にコントロールできるよう最適化が進んでいます。

③商品力の強化

衣料素材の研究を行い、高機能性という付加価値を持った商品を提案できるようR&D本部を設置します。また、ニコアンドのように、衣料に加えて家具・雑貨を商品に取り入れ、「ライフスタイルの提案」といった新しいコンセプトによる新規領域の開拓を行うなど、事業の成長機会を模索しています。

株主総会の感想

株価は悲観的な値動きですが、経営陣は悲観的に構えておらず、むしろ新規領域への開拓をワクワクしながら取組んでいるように見えました。
台湾・韓国における業績の伸張、高感度オリジナルブランドの開発等、アダストリアの持つブランド力は高度なものであり、経営陣も自信を持っているように見受けられ、今後、利益率の高い商売を実現する可能性は高いように感じました。
今回の株主総会は私が過去に参加した中で、質疑の量が最も多いものになり、その内容も建設的なものでした。終始、経営陣が責められるような荒れた展開はなく、議案は全て賛成多数により終了しました。

その他お土産など

株主総会と懇親会の間(15分)に軽食と飲み物のサービスがあります。今回は人数が多かった為か、軽食はあっという間に無くなっていました。

↓ 軽食。スイーツの他にサンドウィッチがありました。

↓ 軽食に群がる株主

↓ お代わりは出来ませんでした。

↓ 今回のお土産はレトルトカレーが2箱でした。提供は食品部門のアダストリアイートクリエーションズによるものと思われます。

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