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(2685)アダストリア株価急落は買いか

9月28日に発表された2019年2月期における上半期の業績は、4-5月期の苦戦により減収・減益となり、純利益は5億円の赤字となり、翌営業日の株価は大きく値下がりしました。決算発表前の値動きを見ると底を打っているように感じていましたが、今回の株価急落は買いの好機になるのでしょうか?

 

減収・減益の要因

商品及び価格帯が消費者のニーズに合致しておらず、新商品が正規の価格で売れず、膨らんだ在庫をセールによる値下げにより処分したため、売上高が減少しました。
一方、人件費等の経費は一定で、業績が伸び悩んでいるブランドを再構成したこともあり、営業費用は減少せず、結果上期の業績は減収減益となりました。

問題点は消費者の需要に合致した「売れる」商品を提供できずにいるなか、在庫処分のために値下げ販売を繰り返し行うことで、正規の価格よりも値下げした価格を消費者が当然のものと認識してしまい、アダストリアのブランド力が低下し、業績の縮小に歯止めが掛からなくなる恐れがあることです。従って最近の株価は低迷しているのでしょう。

業績懸念への対応策

業績懸念があったのは1年以上前からですが、課題を認識していた当時から以下のような対策を定めており、今も継続して施策を進めています。

①ブランド力強化のため、活発な議論の場を増やすよう環境を整え、売れる商品を市場に提供。
②投入する新商品の情報発信を積極的に行い、消費者への需要喚起を図る。
③各店舗の売れ筋情報などを高効率で収集し、次の商品に反映できるよう体制を整備。
④発注と生産のバランスを見直し、在庫量をコントロールすることで値下げ販売を抑制。

投資判断

業績において、4-5月期は苦戦しましたが、6-8月期は猛暑や豪雨の影響があったものの、第1四半期の業績と比較して上向いています。この業績の変化が、ブランド力強化のための施策に裏付けされているものなら、業績発表を受けての株価急落は一時的なもので、やがて上昇基調に戻るでしょう。
また、WEB事業は好調であり、上期の売り上げは174億でした。上期全体での売り上げは1050億円であり、売上比率からみても着実にWEB事業は存在感を増してきています。ブランド力の強化と好調なWEB事業が重なれば業績拡大の期待が持てることから、今回の急落は株買い増しの好機であったと捉えています。

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