投稿日: コメントを残す

9505北陸電力から第93回株主総会の通知が到着

北陸電力は電力会社の中では配当金が出ている数少ない銘柄でした。業績の悪化に伴い、1株当たりの期末配当金が当初予定していた25円から15円減額された10円になってしまいましたが、減配を発表した辺りが底値だろうと考え株を購入しました。当期の業績は会社予測どおり赤字に転落しましたが、先行きはどうなるのか、何か良い情報が読み取れないかと株主総会の通知をみてみました。

スポンサーリンク

第93期の業績

北陸電力の管轄である北陸地域の経済は、北陸新幹線による交流人口の増加により回復傾向にあります。よって電力需要も増加し、販売電力量は前期比2.1%増加した281億4百万kwになりました。しかし、退職給付費用の増加、水力発電が渇水のため出水率93.6%と平年を下回ったことから、当期純損益は前年度に比べ135億円減少し6億円の損失になりました。

北陸電力の取組み

志賀原子力発電所が停止していることから、老朽化した水力・火力発電所に発電を依存しています。老朽化した発電施設の機能維持のためには少なくない費用が掛かることから、早期に原子力発電所を再稼動させる必要があります。

なお、発電施設の老朽化は重く捉えているようで、経営指標は利益よりも電力の安定供給を最重要課題として掲げています。

また、電力会社はLNGガスを海外から安く調達できるようで、LNG販売で利益を出すことができます。今後はこの事業に注力し、収益性を高めていきます。

電力システム改革

平成32年4月から送配電部門が法的に分離します。更に電力小売全面自由化による制度改正も安定経営の課題として意識されているようです。株主総会の通知では、具体的な対処法の説明はありませんでしたが、着実に準備を進めるとありましたので、何かしらの策は練っているようです。

株主総会の通知を読んだ感想

北陸地方の経済は上向いており、電力の需要はそれなりにありそうです。志賀原子力発電所が再稼動さえすれば、老朽化した発電施設を止めることができ、収益性は向上することが窺えました。

ただ、株主提案で原子力発電事業からの撤退が議題として上がっています。また、原子力規制庁への再稼動に係る説明も暫らく続きそうであり、現段階では原子力発電所の再稼動の目処は立っておらず、越えるべきハードルが多々ありそうです。

この状況に電力自由化及び送配電分離の流れが加わると、先行きが良く見通せなくなる印象を受けます。

短期的な課題としては、志賀原子力発電所の再稼動時期と、安定して水力・火力発電所が運転できるかという点にありそうです。

スポンサーリンク
コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA