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2017年3月期 メガチップス決算報告を売り方の目線で読む

メガチップス(6875)の売り玉を多数持っており、今も多くの含み損を抱えています。期日が到来した売り玉は損切りしていますが、未だ多くの売り玉は高く担ぎ上げられた状況にあります。さて、この度2017年3月期の決算を発表しましたので、売り方の目線で決算の内容を見ていきます。

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2017年3月期の業績

売上高674億円、営業利益19億円(のれん償却費30億円を除く)、経常利益9億円、利益△9.4億円

決算発表と同時に当該年度における業績の修正も出しています。しかし、売上げ、利益が良化したものの、為替差損により純利益は予想通りであり、材料視はされそうにありません。

業績面では、ゲームソフトウェア格納用LSI(カスタムメモリ)MEMSタイミングデバイスの需要堅調に推移したことにより、当初予想よりも売上高は増加しています。しかし、産業用電子機器並びに電子部品・デバイスの需要減少しつつあるようで、電子機器業界全体の見通しは明るくなさそうです。

また、前年同期比で売掛金が134億円から217億円に増加している点も気になります。売上債権の現金化が遅れており、資金の回転が悪くなっている印象を受けます。ここは借入金が多いので、売掛債権の回収スピードを上げて運転資金を確保したほうが良いと思いますが、何か事情があるのでしょうか

配当金は1株当たり34円

財務状況は借金の増加により悪化していますが、配当金は1株あたり34円が支払われます。売り玉をもっていると配当金を支払わなければならないので、これは良くないニュースです。0配当を期待していたのに残念です。ちなみに来期の配当については未定です。

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来期の業績見通し

売上高700億円 営業利益13億円(のれん償却費29億円を除く)、経常利益10億円、利益2億円

事業計画では、情報通信機器の高性能化に備えて、新しく開発した高速通信、MEMSタイミングデバイス分野売上げ拡大を図っていくようです。また、今後高い需要が見込まれるIoT、車載、通信インフラ分野の早期事業化に向けた取組みを継続していきます。

売り方目線での所感

2017年3月期の決算は売上げは伸びたものの、純利益は赤字でした。また、来期の業績見通しでも純利益は、たったの2億円です。5月10日の終値3,185円でしたが、予想1株利益は約9円であり、株価収益率で見ると非常に割高な株価です。もともと赤字決算予想の銘柄にこのような高値が付くことが理解困難だったのですが、もし、この内容の決算発表を受けても株価が上がり続けるようならば、きっとIoT分野の事業化などの将来への期待という材料があるのでしょう。

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