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北陸電力株は買いなのか

電力株は安定した業績を背景とした安定的な高配当株のカテゴリーに属していました。しかし、福島での事故発生から全国の原子力発電所が運転停止となり新規制基準に係る費用増加等により電力事業の収益を圧迫します。結果、殆どの電力に係る銘柄の配当が0円になり、株価も大きく値下がりしました

そのような状況の中で北陸電力は1株当たりの配当を年50円出し続けていましたが、2017年1月30日の業績の公表により1株当たりの配当を50円→35円に修正しました。減配の主な要因は燃料費調整に伴う収益の悪化です。この一報を受けて株価は大きく値下がりしました。

そこで、この北陸電力株について今が買いの機会と捉えるべきなのか、それとも見送るべきなのか、考え方を整理しました。

北陸電力(9505)

発電の中心は火力発電であり、他に水力、原子力がありますが比率は小さめです。

火力発電は燃料の調達価格と電気の販売価格との関係で業績が左右される一面があります。

原子力発電は滋賀原子力発電所1、2号機が引き続き停止しており、引き続き収益はありません

また、水力発電等発電に必要な設備の老朽化が進んでいて、修繕費が嵩んでおり収益を圧迫しています。

北陸電力株の考え方

1株当たり配当が35円、株価が1、140円とすると、配当利回りは3.07%になり、電力等エネルギー関連株の中では高配当な銘柄です。

火力発電の比率が高く、燃料調達費に注目が集まりそうです。最近は円安傾向であり、燃料費も上昇していることから収益が向上する兆しはなさそうです。また、発電設備の維持に必要な費用も収益を圧迫しています。特に原子力発電所の再稼動に係る設備投資には多くの費用を注ぎ込んでいると思われますが、原子力規制庁からの認可が何時得られるのかは不透明です。

業績悪化に伴い、役員報酬を30~40%減額する発表をしました。今までが貰いすぎだったのかどうか判りませんが、相当削ったなという印象です。そこまで悪いことをしたのでしょうか?厳しい業界ですね。もし、この減額幅が社員の給料だったら転職すると思われます。

北陸電力株の考え方まとめ

以上のことから、業績が短期間で回復する見込みはありません。この種の悪材料だと、今後の業績次第によっては減配された配当が更に減るのではないかという懸念も生じます。

しかし、株というものは周りが買わない時に買うべきという考えもあります。電力は生活において無いと困りますので、極端に業績が悪化する可能性は低いと思われます。また、配当も減額されたとはいえ維持されており、株主への配慮を感じます。よって、株価の大波に耐えながら長期で保有できるのなら買ってみても良いのかなという気がします。

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