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(9945)プレナスが業績の下方修正を発表

配当・優待目的で株を保有しているプレナス(9945)が10月5日に業績の下方修正を発表しました。7月10日に公開された第1四半期の業績を受けて株価は大きく値下りしましたが、今回の発表を受けて株価は大きく値下がりしそうです。その際の投資判断について考えました。

業績修正の中身

10月5日に公開された2019年2月期の通期業績の予想です。

売上高:158,700百万円(期首予想比 △0.4%)
営業利益:1,300百万円(期首予想比 △64.9%)
経常利益:1,700百万円(期首予想比 △58.5%)
純利益: 0円(期首予想 1,600百万円)

売上高が僅かに減少しているのに対して、利益が大きく落ち込んでいます。その要因は、費用の増加にありました。
①仕入れコストの上昇。
②人材確保・育成への投資(業績修正の発表には商品力強化と書いてありますが、第1四半期決算で示されていたのは人件費の話だったので、多分こっちだと思います。)
③店舗修繕費等の費用及び退店に伴う特別損失が予想を超えた。

対 策

業績修正の発表とあわせて公開されている対応策は以下の通りでした。
①食品総合工場の稼動により、店舗への商品供給を効率化させ、原価率を改善させる。
本件は、上記①の仕入れコストの上昇に対応しています。

しかし、上記②の人材コストについての対応策はありませんでした。外食産業は人手不足が話題になっていますが、打つ手は今のところ無いのでしょうか。店内でのオペレーションを改善する等、人手を減らすことを考えないと、仕入れコストの改善だけでは費用の削減効果は限定的になりそうです。

現状の配当は保全されるのか

配当方針によると、配当は1株当り年間60円、或いは配当性向50%(連結ベースでの1株当たり当期純利益)いずれか高い額とすることを掲げています。よって、2019年度2月期の利益が0円だからといって減配される可能性は無さそうですが、今後も利益が出ない場合、取締役会により減配・無配になることが起こり得るでしょう。

投資判断

仕入れコストの削減が進めば、利益は出やすくなるでしょう。確かに下期の業績予想は上期よりも良化されています。しかし、各店舗等の人材コストの対策を打たないと、大きく利益率が改善することは難しいと考えます。
業績修正発表を受けて株価は大きく値下りし、配当・優待利回りは高水準になりそうです。しかし、人件費の高止まりによって利益が圧迫される限り、長期的に現状の配当・優待水準を維持することは困難とみなし、株価が魅力的な価格になったとしても当面は様子見とします。

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