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(6875)メガチップスの株価は底を打ったのでしょうか

 以下の理由により、株価の値上がり益を目的として、特定用途向け半導体の販売を行うメガチップス株を買っています。

 米アップルによるメガチップス子会社SiTimeへの関与が思惑材料となり株価の値動きが、底打ち反転しました。しかし今現在、思惑以上の材料は出ておらず、株価は足踏み状態を続けています。

 更に株価を押し上げるためには、具体的な業績の裏づけが必要になりそうですが、利益の方は捗々しくなく、ここから株を買っていけるための説得力に欠けています。

 利益率が低いのは、買収した子会社の「のれん償却費」が大きいこと、製品開発のために計上している多額の研究費が売上費用の増加要因としてあげられますが、それら費用をカバーできるほど売上に対する粗利益率が高くないことが課題としてありそうです。この状況だと、株を買う理由は無いように思われますが、以下の理由により株を買いました。

 メガチップスでは、新しい電子部品を開発することによって、今後市場の拡大が見込まれる、5G通信分野や、自動運転に対応した自動車分野への進出を図っています。ですが、それら成長分野でも競争は発生しており、魅力的な製品を供給できなければ新分野への進出は思うようにいかなくなります。当然、魅力的な商品を作るためには、多額の研究費が必要になってきます。そのため、利益は手元に残りにくくなり、借入金も年々増加傾向にあります。

 一見、借金まみれの低収益企業に見えますが、私はこれを「夢」を追いかけている途上であると思いました。このままの業績がいつまでも続くと、借入金が嵩み資金繰りが悪化するのは明らかですが、それでも研究を重ねて新分野へ進出し、成功を収め、任天堂への業績依存から脱却するという夢をあきらめない姿にも見て取れます。もし、この夢が実現したなら、投資家も大きな利益を得ることができるでしょう。

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(6875)メガチップスが平成31年度上期決算を発表 株価はどう動く

11月2日にメガチップスが平成31年3月期第2四半期決算を公開しました。この銘柄は過去、売り玉を建てており、業績と株価の動きはマメに観察していました。そのこともあってか最近は再度売り玉を建てています。そこで、今回の業績の発表をに売り方目線で分析しました。

平成31年度上期の業績

売上・利益共に当初予想を上回っており、僅かな差ではありますが業績の上方修正も合わせて発表しています。
業績が予想を上回った要因は、ゲーム機向けデバイスの売上増であり、任天堂の影響を受けています。一方で新規に立ち上げた事業であるMEMSタイミングデバイスの供給は一部の需要が減少した模様です。
結果、業績見通しは上方修正したものの、売上高は若干増加、純利益は8億円の赤字が7億円の赤字に縮小した程度でした。

不可解な売上債権の増加

貸借対照表を見ていて気付いたのですが、売上債権が期を追うごとに増加しています。平成30年度期末から平成31年度上半期までの推移をみると、268億円→399億円→528億円と増加の一途を辿っており、上期の売上高に近い数値まで膨れ上がっています。更に運転資金を確保する為なのか、90億円の借入れまで行っており、営業キャッシュフローは117億円のマイナスです。本件に係る説明は無いので、売上債権が不良債権化する恐れは認められていないのでしょうが、不可解です。万一全てが取り立て出来なくなった場合は、売上債権額が自己資本よりも大きいため債務超過に陥ります。財務担当者はどのように感じているのか気になります。

株価の見通し

売り方の目線ですが、今回の業績発表では以下の理由により、上値を買って行く材料にはならず、株価が上昇する見込みは薄いと考えます。

①任天堂ゲーム機の影響で業績は上向いているが、既にニンテンドースイッチのピークを迎えているものとみられ、今後が期待できる材料ではない。
②MEMSタイミングデバイス関連のIot事業は目論見通りうまく行っているのか不透明。企業買収で取得した「のれん」償却はこれからも続くため、事業が軌道に乗らないと利益を圧迫する要因になる。
③売上債権を直に現金化できないのは、取引先と不利な契約を結んでいる可能性があり、売り手として強い立場で事業を営んでいるようにはみえない。
④業績見通しを上方修正したが、本件で何を伝えたかったのかが分からない。事業が予想よりも上手く行っており、売上・利益共に大幅に続伸するのであれば十分材料になるが、この程度の微修正では先行きに期待が持てない。

なお、答え合わせは来週月曜日からになります。正解なら利益になり、不正解なら含み損を抱える日々です・・・

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(6875)メガチップスの2年間に渡り続いた空売りの顛末

最近著しく株価が安くなった(6875)メガチップスの売り玉を反対売買により全て決済しました。約2年前に売りを手掛けましたが、思わぬ株価上昇により担ぎ上げられ、厳しい局面がありましたが株式市場から撤退することなく、一応の決着が付きました。今回は、全ての建て玉の決済までに味わった辛酸や、精神状態について振り返り、記事にまとめました。

 

売り仕掛けの顛末

メガチップスの過去の値動きから、そろそろ天井だろうと判断し、2016年8月8日に株価1,480円で100株空売りを始めたところから始まります。それからはチャートが示すように、意に反して任天堂スイッチによる恩恵を受けて株価は上昇し続けます。
この値動きに対し、業績の割りに株価が高すぎると考え、株価が上がる度に売り玉を追加していきました。やがて、初期の建て玉の返済期限が到来し、損切りをしつつも、損切った株価よりも高い株価で新規売り玉を建てる操作を繰り返し、最終的には追証がかからない量として常時1万株以上のポジションをとっていました。
株価は2018年1月まで上昇基調なので、その間の損切りによって計上した損失額も大きく、2017年は○円の赤字を出すと共に、含み損も大きい時には700万円を越えていたと記憶しています。
しかし、2018年3月以降は株価の上り調子も終焉を迎え、利益確定の反対売買が出来るようになり、赤字を少しずつ取り戻し始めました。更に8月3日は業績懸念からストップ安となり、大きく状況は好転しました。そして、2018年8月23日に下がり続けていた株価が力強く上昇を始めたことから、中期的な株価上昇の可能性を認識し、多量の建て玉が担ぎ上げられる前に利益を確保するべく、全ての建て玉を決済しました。

売り仕掛け開始    全て決済↑ メガチップスのチャート(月足)Yahooより引用

決済損益

2017年に計上した損失:12,485,431円
2018年に計上した利益:11,182,379円
信用取引に係る逆日歩、手数料、支払い配当金を控除し、結果は残念ながら1,303,052円の損失となりました。
前日からの強烈な上昇により利益が減ってしまったことが響いていますが、様々な費用が売り玉には発生するため儲かりにくくなっています。2年を費やした結果が赤字ですが、これくらいの額で済んだことから、まだマシでしょう。

精神状態を振り返る

2018年1月に株価が4千円以上に上昇した前後の時期において、このまま担がれ続けたら追証が発生するのではないか?ここで全てを損切りすれば、資産は大幅に減るが命は助かるとさ迷ったことがありました。しかし、業績に対して過大な株価であることに変わりは無く、自分の認識を再確認し、降りることはしませんでした。
今回は結果的に運良く大幅な損失計上には至りませんでしたが、運用資産額に対して建て玉を多く持ちすぎたことは危険な状況を招いてしまい反省するべき点でした。また、株価が力強く上昇しているにも関わらず、早期に撤退せずに頑固に抗い続けたことも悪い点でした。

これから

メガチップスにおける信用取引は一旦決着しましたが、リバウンド相場に入ったと見ております。値動きについては良くウォッチしていたので、これまでの経験を生かして、株価が上がりきったところでの売り仕掛けを再度行いたいところです。もちろん、損切りも考慮して建てる売り玉の規模は小さくします。

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(6875)メガチップスが2019年度第1四半期の決算及び業績の修正を発表

売り玉を1万株以上建てているメガチップス株ですが、8月2日に2019年3月期第1四半期の決算及び業績見通しの修正を公開しました。直近の値動きでは、任天堂の決算を受けて、任天堂株の値上がりに連動してメガチップスの株価も上げていました。よって、メガチップスの決算内容もそれなりに良く、翌日以降は更に値上がりを加速させるのではないかとの懸念があったのですが、実際の数字を見て一安心です。

 

2019年3月期第1四半期決算

↓ メガチップスホームページより抜粋

売上高は前年同期比で大きく伸びたものの、利益に結びつかず約6億2千万円の「のれん償却費」を計上した結果、2億5千万円の営業赤字です。
ニンテンドースイッチ向けメモリの需要増による売上増加はあったものの、連結子会社のタイミングデバイスの需要が見込みを下回ったこと及び、研究開発費が30%弱増加し利益を圧迫したことにより赤字転落となりました。

決算公開に合わせて通期業績見通しも修正しています。売上は増加するものの、純利益は10億円の黒字から8億円の赤字に転落する見込みです。2018年度の純利益は19億5千万を計上しており、2019年度決算では、期待を込めて市場参加者は純利益35億5千万を予想していました。
この予想と、この度公開された数字の乖離は決して小さくないでしょう。この限りでは、翌日の株価は波乱必至となりそうです。

明日の値動きはどうなる

これまでのメガチップスは純利益が赤字であっても、下値模索は一時的で、その後は強い値動きを演じており、その背景にはニンテンドースイッチへの期待があったと思われます。
しかし今は、ニンテンドースイッチのブームも一段落しており、メガチップスが将来性に期待して買収した子会社も、タイミングデバイスの需要減に伴う在庫評価見直しにより利益率が低下する事態に陥っています。一方、多額の研究開発費を投じていますが、当期の業績予想から利益に直結する「稼げる案件」は未だ無い模様です。
よって、先行きに可能性を感じさせるような具体的な材料が見当たらないことから、翌日の株価は相当値下がりするものと考えます。(任天堂株の値動きに連動して、あまり下がらない可能性もありそうです。それでも、現状での期待を込めた株価に対し、十分応えられる材料に乏しいため、相当酷い決算であると見受けました。)

 

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(6875)メガチップスが2018年3月期の決算を発表、株価はどうなる?

売り玉を建てているメガチップス株ですが、5月10日に2018年3月期の決算及び来期の業績見通しを発表しました。翌日の株価は、決算発表を受けて、寄付き後は前日比7%程大きく下げましたが、次第に持ち直し、前日比4%以上まで値上がりする場面もありました。取引を終える頃には売りに押されて前日比0.98%のプラスで引けました。
決算内容は良いものには思えなかったのですが、予想外の株価の値動きに戸惑っています。今度、どのような値動きになるのか、見通しを考察しました。

 

2018年3月期の決算内容

メガチップスの発表では、ゲームソフトウェア格納用LSI(カスタムメモリ)、Smart ConnectivityLSI 及びMEMSタイミングデバイスの需要がそれぞれ増加したことにより、売上高及び、のれん償却前営業利益は過去最高を達成した。とあります。
しかし、当最終四半期においては、営業利益、経常利益共に赤字となっており、売上が伸びても利益を計上できていません。この事実に対応する原因、対処に関する説明は無いため、先行き不透明感が残ります。

↓ 2018年3月期の業績(メガチップスHPより引用)

2019年3月期の業績見通し

前期に引続き、通信インフラ分野、高速有線通信分野における売上高は伸びる見通しです。しかし、前第4四半期の業績と同様に、売上に対する利益率は下がっています。過去最高益を達成し、更にその記録を更新することは難しい状況なのでしょうか。業績の勢いに陰りが見え隠れします。

↓ 2019年3月期の業績見通し(メガチップスHPより引用)

2021年3月期までの中期業績予想

更に中期業績予想です。2020年3月期以降の業績が急伸しています。売上高が増加し、のれん償却前の営業利益率8%以上の実現を掲げています。しかし、どういう目論見があって、現状の低い利益率が良い方向に変化するのか疑問です。単純に売上高が増加すると利益も増加する収益構造になっているのでしょうか。について

↓ 中期業績予想(メガチップスHPより引用)

株価への影響見通し

業績は一旦上り坂を終えたように感じます。2017年3月期についても決算発表後に最終利益が赤字であった為に、翌日以降の株価は売込まれる展開となりましたが、2018年度3月期の業績が明るくなる見通しであったことから、株価は切り返しました。しかし、今回の場合、来期の業績は売上の伸びの割には利益の伸びがイマイチな見通しです。株価も下げるのが当然と思わせるような内容です。
株価が上昇した材料は3年後の業績見通しらしいのですが、一般的に3年先といった確度の低い強気な見通しを手掛りに株を買うものなのでしょうか。もし、この勢いのまま株価が上昇するようなら、一部しか知り得ないような材料が隠れているのでしょう。

 

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