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 海上自衛官を目指そうと思ったら読んだ方が良いオススメ書籍~海上自衛官が南極観測船「しらせ」で学んだきつい仕事につぶされない人のルール~

 この本を読んだ動機は、南極観測船の実態について知りたいという好奇心でした。本書では南極観測船での仕事等に関する、様々な事柄について人間関係を中心に詳細に触れられています。本書でなければ知り得ない、海上自衛隊の内情について、筆者の実体験に基づいた事柄がまとめられているため、海上自衛官を目指す方にとっては良書になると思います。

印象に残った内容

1.貴重な体験ができる

 南極観測船でのお話なので、南極に近づく程に荒れる海、南極海で見られる美しい風景、分厚い氷を破砕して船を前進させる方法など、日常では体験できない魅力的な出来事に出会えます。ですが、南極海という過酷な環境での業務であるため、個人的にはせいぜい1回体験すれば十分かと思いました。

2.逃げ場の無い職場

 プライベートはほぼありません。1人になれる場所は、睡眠を取るベットくらいです。考え方によっては、ベットに居る以外は職場の人間と顔を合わせるため、寝る以外は殆ど仕事をしているようなものです。

 また、南極観測船は軍艦ではないため、戦闘行為は行いません。ですが、所属する組織は海上自衛隊なので、上官(先輩)からの命令は絶対です。どんなに仕事が多忙でも、上官に新たな仕事を依頼されたら、返事は基本的に「はい」か「わかりました」の二択しかないようです。なぜなら自衛官には一般サラリーマンとは異なり、「命令遵守の義務」があるからです。よって、来る仕事は断れません。

 他にも、先輩からの指導(説教)を早く切り上げて、自分の仕事に復帰する方法も印象的でした。なぜなら説教を受けている時間分だけ、自分が受け持つ仕事が終わる時間が遅くなるからです。よって、残業代はあまり期待できないようです。

 本書にはこのような事柄について、上手くかわす方法や、受け入れ方について書いてありますが、そういうことも仕事の一部になっています。それなりに振る舞えるようにしないと、メンタルに支障を来たしそうです。

以上を踏まえての感想

 以上、そうとうキツイ職場環境なので、覚悟が曖昧な人には、船内は地獄に感じることでしょう。

 本書を読んだ上で、国を守りたい、日常では体験できない事を仕事にしたい等、海上自衛官になる目的意識に迷いが生じないか確かめられるので、なんとなく自衛官になりたいと思っている方は一読されることをオススメします。

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