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(7722)国際計測器の株価はどうして上がらないのでしょうか

 開発した製品の加振試験を行うための振動試験機を製造・販売しています。主な納入先は自動車業界です。

 長く続いた株価下落により配当利回りは約5%に達しており、値ごろ感もあることから株を買いました。しかし、最近の相場全体の上昇に際しても、あまり反応を示していません。どうしてなのでしょうか。

株の買い材料

 自動車業界においては、自動運転車や電気自動車の開発が活発になってきています。当然、開発した製品に対して、実際の走行に耐えうる信頼性を確認する為の加振試験は必要になることから、振動試験機の需要は高まります。国際計測器の事業報告にも、振動試験機の需要が高まっていることは明記されており、事業環境は追い風が吹いており、悪くないように感じます。

株の買えない理由

 自動車業界からは追い風が吹いているのに、どうして株価は上がらないのでしょうか。以下に考察しました。

①利益が出ていない

売上高は伸びています。しかし、利益が出ていません。他の事業者との価格競争があり、製品の値上げが難しい状況に陥っている模様です。原価率が高くなってしまい、人件費等の固定費を支払うと、利益が無くなっています。また、海外売上比率が高いことから、円高になると、利益が出にくい体質になっています。

②貿易摩擦

米、中、韓国が海外売上の主要国ですが、それらの国家では米中貿易摩擦や、日韓問題があり、短期間では収束しないと見られています。業績に対し、これら未解決の問題が悪影響を及ぼすことが懸念されます。

 2020年度3月期における第1四半期の業績では、前期よりも大きな赤字額でした。業界の需要は高まっているのにも関わらず、利益が赤字では、高い配当利回りと株価の値ごろ感だけで株を買っていくのは材料不足であると、多くの投資家は考えているのでしょう。

どうしたら株価は上がるのか

 増収増益を実現するための施策として、研究開発を重ねて、利益率の高い高機能製品を市場に出すこと、及びエンジニアの質を向上させ顧客との信頼関係を深めることによって、業績の安定化を図っています。ただ、これら施策が順調に進んでいることを確認する為には、業績の裏づけが必要になってきます。よって、株価の本格上昇の有無は、今後公開される中期決算の中身である程度決まってくると考えます。

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(6875)メガチップスの株価は底を打ったのでしょうか

 以下の理由により、株価の値上がり益を目的として、特定用途向け半導体の販売を行うメガチップス株を買っています。

 米アップルによるメガチップス子会社SiTimeへの関与が思惑材料となり株価の値動きが、底打ち反転しました。しかし今現在、思惑以上の材料は出ておらず、株価は足踏み状態を続けています。

 更に株価を押し上げるためには、具体的な業績の裏づけが必要になりそうですが、利益の方は捗々しくなく、ここから株を買っていけるための説得力に欠けています。

 利益率が低いのは、買収した子会社の「のれん償却費」が大きいこと、製品開発のために計上している多額の研究費が売上費用の増加要因としてあげられますが、それら費用をカバーできるほど売上に対する粗利益率が高くないことが課題としてありそうです。この状況だと、株を買う理由は無いように思われますが、以下の理由により株を買いました。

 メガチップスでは、新しい電子部品を開発することによって、今後市場の拡大が見込まれる、5G通信分野や、自動運転に対応した自動車分野への進出を図っています。ですが、それら成長分野でも競争は発生しており、魅力的な製品を供給できなければ新分野への進出は思うようにいかなくなります。当然、魅力的な商品を作るためには、多額の研究費が必要になってきます。そのため、利益は手元に残りにくくなり、借入金も年々増加傾向にあります。

 一見、借金まみれの低収益企業に見えますが、私はこれを「夢」を追いかけている途上であると思いました。このままの業績がいつまでも続くと、借入金が嵩み資金繰りが悪化するのは明らかですが、それでも研究を重ねて新分野へ進出し、成功を収め、任天堂への業績依存から脱却するという夢をあきらめない姿にも見て取れます。もし、この夢が実現したなら、投資家も大きな利益を得ることができるでしょう。

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