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(9943)ココスジャパンが株主優待休止を発表

業績の下方修正と株主優待の休止を4月15日に発表しました。発行済み株式数の6%に相当する自社株買いも併せて発表しましたが、材料的に株主優待休止のインパクトを上回ることは出来ず、その後の株価は大幅に値下りしました。株主優待目的で持っていましたが、優待が無くなるのには困ったものです。ここは一旦損切りするべきなのでしょうか。

発表内容の整理

・株主優待は今年3月末の権利分は休止対象外。休止されるのは9月末権利以降。

・自社株買いは株数:百万株、金額:20億円が上限。金額で計算すると1株2,000円。

・業績は売上減少・人件費上昇等によるコスト高により減収・減益となり、過去の業績と比較すると、黒字であるものの相当悪化している。

・配当利回りで評価すると、1株配当予想は14円なので、株価を1,650円とした場合の配当利回りは0.8%。

どうするべきか

・売り目線の考え方

利回り0.8%以上の銘柄は多数ある。また、業績懸念により株価はどこまで下落するのか読めない。従って、より良い運用を行うため、売却して他の投資対象に資金を移す。

・買い目線の考え方

1,650円で株を買い、業績の回復及び株主優待の復活を待つ。その場合、期待できる配当優待利回りは、100株保有だと2.1%。その頃には株価も回復していることから値上がり益も期待できる。

・ココスジャパンの姿勢

株主への利益還元は最重要事項であることを認識しており、株主優待制度の再開に向け尽力する。

・以上を総合すると

株主優待の休止は、株価か大きく値下りすることが想定されることから、経営陣にとって相当苦しい決断であったと思われます。自社株買いを行うことから、株主軽視ではない事は分かりますが、優待の復活時期は業績によって決まるため、明るい見通しは立ちにくい状況であり、現状の認識では暗いトンネルに入ったばかりです。

よって、合理的な投資行動なら売りだと考えます。相場全体が活況を呈している今が売り時でしょう。状況が変われば更なる値下り懸念が生じてきます。しかも自社株買いによる買取価格は、私の買値以下あり、子供が遊んでいたドラえもんの塗り絵が廃止されるのも個人的に悪材料です。

しかし、ココスが好きで応援できる心理的余裕があるのなら、保有継続、或いは買い増しになることも有りかと思います。

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(9945)プレナスが業績の下方修正を発表

配当・優待目的で株を保有しているプレナス(9945)が10月5日に業績の下方修正を発表しました。7月10日に公開された第1四半期の業績を受けて株価は大きく値下りしましたが、今回の発表を受けて株価は大きく値下がりしそうです。その際の投資判断について考えました。

業績修正の中身

10月5日に公開された2019年2月期の通期業績の予想です。

売上高:158,700百万円(期首予想比 △0.4%)
営業利益:1,300百万円(期首予想比 △64.9%)
経常利益:1,700百万円(期首予想比 △58.5%)
純利益: 0円(期首予想 1,600百万円)

売上高が僅かに減少しているのに対して、利益が大きく落ち込んでいます。その要因は、費用の増加にありました。
①仕入れコストの上昇。
②人材確保・育成への投資(業績修正の発表には商品力強化と書いてありますが、第1四半期決算で示されていたのは人件費の話だったので、多分こっちだと思います。)
③店舗修繕費等の費用及び退店に伴う特別損失が予想を超えた。

対 策

業績修正の発表とあわせて公開されている対応策は以下の通りでした。
①食品総合工場の稼動により、店舗への商品供給を効率化させ、原価率を改善させる。
本件は、上記①の仕入れコストの上昇に対応しています。

しかし、上記②の人材コストについての対応策はありませんでした。外食産業は人手不足が話題になっていますが、打つ手は今のところ無いのでしょうか。店内でのオペレーションを改善する等、人手を減らすことを考えないと、仕入れコストの改善だけでは費用の削減効果は限定的になりそうです。

現状の配当は保全されるのか

配当方針によると、配当は1株当り年間60円、或いは配当性向50%(連結ベースでの1株当たり当期純利益)いずれか高い額とすることを掲げています。よって、2019年度2月期の利益が0円だからといって減配される可能性は無さそうですが、今後も利益が出ない場合、取締役会により減配・無配になることが起こり得るでしょう。

投資判断

仕入れコストの削減が進めば、利益は出やすくなるでしょう。確かに下期の業績予想は上期よりも良化されています。しかし、各店舗等の人材コストの対策を打たないと、大きく利益率が改善することは難しいと考えます。
業績修正発表を受けて株価は大きく値下りし、配当・優待利回りは高水準になりそうです。しかし、人件費の高止まりによって利益が圧迫される限り、長期的に現状の配当・優待水準を維持することは困難とみなし、株価が魅力的な価格になったとしても当面は様子見とします。

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6907ジオマテックが業績の下方修正を発表

この銘柄は配当金と値上がり益を狙ってNISAで購入しています。上昇トレンドに乗ったおかげで、買値より30%程の利が乗っていたのですが、11月1日に通期の業績見通しを下方修正し、大きく株価が下に動いたことにより、含み益が大きく減少しました。いったい、何が起きているのでしょうか。業績修正発表の内容を確認します。

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第65期の業績修正

前期に22億円の赤字を計上し、液晶表示ディスプレイの製造ラインを減損処理したことで、減価償却費が圧縮され、売上が減少しても利益が出しやすい構造になっています。また、当期の業績予想についても、市場環境の厳しさを鑑みて、前期の売上を下回ることを想定しても、最終利益は3億円の黒字を確保する見込みでした。問題は、その想定よりも売上が伸びなかったことです。液晶表示ディスプレイパネルを取巻く環境は厳しさを増している模様です。辛うじて最終利益は黒字を見込んでいますが、下期の売上予測も前期と同様に勢いを感じません。

↓ ジオマテックHPより引用

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通期業績について

当然、液晶表示ディスプレイパネル事業環境の厳しさは認識しており、その対策も進めています。具体的には、ジオマテックの強みである薄膜技術を応用した自動車向け薄膜製品(窓の曇り止め、装飾など)を開発していますが、現状は業績修正発表に、「現在注力しているFPD基板以外の薄膜製品についても立ち上がりが遅れており、当初計画を下回る見込みであることから予想数値を修正しております」と記載されているため、業績には寄与しません。業績の修正を受けて、株価は大幅に下落しましたが、主な要因は新規事業の立ち上げの遅延を嫌気したものだと思われます。

所感

強みである薄膜技術を応用した、新たな製品・分野への販売展開と技術開発力の強化を推進し、攻めの経営に移行しています。大きな需要が見込める新製品が開発できれば、業績を一変させる可能性を秘めています。その期待もあることから、株価は大きく値を下げましたが、更に売り込まれることは無かったのでしょう。
肝心な配当は減配等の変更はなく、株価も依然として割安な位置にあることから、引き続き配当を受取りつつ新規事業の立ち上げを見守ります。
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