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(6506)安川電機が2019年3-5月期決算を発表

 7月11日の引け後に発表された、第一四半期の決算内容は、売上高が前期比16.2%減、営業利益は前期比58.2%減となり、世界的にサーボモーターやロボットへの投資が落ち込んでいることが浮き彫りになりました。さて、この決算を受けて明日以降の株価はどのように動くでしょうか。

これまでの株価の動き

 2019年1月、4月に発表された決算後の株価の動きを振り返ります。決算内容は何れも業績の減速を示しており、先行きが危ぶまれるものでしたが、決算を通過した後の株価は上げています。

 特に直近の4月11日に発表された決算後の値動きでは、高値圏であったにも関わらず、あの決算でも、寄り付きこそ安く始まりまったものの、その日のうちに値を戻しました。そして数日掛けて更なる高値を取りに行きます。このとき、自社株買いも合わせて発表されていますが、小規模であり株価への影響は限定的であったと考えます。この値動きの背景には、米中貿易交渉への楽観的な見通しがあったのでしょうか。

 しかし、ゴールデンウィークに入る前から株価は値下がりし始めます。理由は米中貿易交渉激化による経済減速懸念でした。このまま一方的に株価は下げ続けるように思われましたが、6月上旬には、6月末に行われたG20の成果期待から株価は底打ち反転、G20で米中貿易交渉の協議再開が発表されると、株価は大きく上昇します。米中貿易問題が抱える課題は解決していないのに、このときは、良い雰囲気だけで株価が動いているようでした。

 一方、先週から株価上昇の勢いが弱くなっています。これには決算内容への警戒感が現われているものと思われます。

これからの株価の動きを予想

 今回の決算では、3-5月期の実績は悪いものの、通期業績見通しは据え置きのままです。この数字で下方修正を出さない理由が分からないのですが、内部関係者から見ると、先行きの見通しは明るいのでしょうか(確かに受注残高は底を打ったように見えますが)。また、この業績に対しても、強気姿勢を貫いていることで、市場から前向きな評価を得られる可能性もあります。

 今のところ米中貿易問題に係る新たな火種は出ていないため、市場では良い雰囲気が保たれていると考えます。更に、これから顕在化する人手不足を解決する一手として、ロボットへの投資が進むことも認識されており、株価も徹底的に売込みにくい状況にあると思います。

 以上のことから、明日以降の株価の値動きですが、寄り付き後の値下がりは限定的であり、下げ止まり後、業績の底打ち、回復期待から買われる展開を予想します。寄付きからの値下り幅は、決算前の値動きで、どれくらい決算内容が織り込まれているのかに拠るため、注目です。

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(6875)メガチップスが平成31年度上期決算を発表 株価はどう動く

11月2日にメガチップスが平成31年3月期第2四半期決算を公開しました。この銘柄は過去、売り玉を建てており、業績と株価の動きはマメに観察していました。そのこともあってか最近は再度売り玉を建てています。そこで、今回の業績の発表をに売り方目線で分析しました。

平成31年度上期の業績

売上・利益共に当初予想を上回っており、僅かな差ではありますが業績の上方修正も合わせて発表しています。
業績が予想を上回った要因は、ゲーム機向けデバイスの売上増であり、任天堂の影響を受けています。一方で新規に立ち上げた事業であるMEMSタイミングデバイスの供給は一部の需要が減少した模様です。
結果、業績見通しは上方修正したものの、売上高は若干増加、純利益は8億円の赤字が7億円の赤字に縮小した程度でした。

不可解な売上債権の増加

貸借対照表を見ていて気付いたのですが、売上債権が期を追うごとに増加しています。平成30年度期末から平成31年度上半期までの推移をみると、268億円→399億円→528億円と増加の一途を辿っており、上期の売上高に近い数値まで膨れ上がっています。更に運転資金を確保する為なのか、90億円の借入れまで行っており、営業キャッシュフローは117億円のマイナスです。本件に係る説明は無いので、売上債権が不良債権化する恐れは認められていないのでしょうが、不可解です。万一全てが取り立て出来なくなった場合は、売上債権額が自己資本よりも大きいため債務超過に陥ります。財務担当者はどのように感じているのか気になります。

株価の見通し

売り方の目線ですが、今回の業績発表では以下の理由により、上値を買って行く材料にはならず、株価が上昇する見込みは薄いと考えます。

①任天堂ゲーム機の影響で業績は上向いているが、既にニンテンドースイッチのピークを迎えているものとみられ、今後が期待できる材料ではない。
②MEMSタイミングデバイス関連のIot事業は目論見通りうまく行っているのか不透明。企業買収で取得した「のれん」償却はこれからも続くため、事業が軌道に乗らないと利益を圧迫する要因になる。
③売上債権を直に現金化できないのは、取引先と不利な契約を結んでいる可能性があり、売り手として強い立場で事業を営んでいるようにはみえない。
④業績見通しを上方修正したが、本件で何を伝えたかったのかが分からない。事業が予想よりも上手く行っており、売上・利益共に大幅に続伸するのであれば十分材料になるが、この程度の微修正では先行きに期待が持てない。

なお、答え合わせは来週月曜日からになります。正解なら利益になり、不正解なら含み損を抱える日々です・・・

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(6087)アビストが2018年9月期第3四半期決算を発表後、株価下落

設計開発アウトソーシング事業が主であるにも関わらず、株主優待で水素水がもらえるアビストですが、業績には堅調なイメージがあり、株価も長期で見ると上り調子です。しかし、8月10日に第3四半期決算を発表後、業績は良かったのですが、株価は大幅に下がりました。

 

2018年9月期 第3四半期決算

売上高:64億64百万円(前年同期比8.4%増)
営業利益:11億66百万円(同9.7%増)
経常利益:11億86百万円(同12.0%増)
純利益:7億67百万円(同7.2%増)
1株当り純利益:192.93円

設計開発アウトソーシング事業が順調に推移したため、水素水の製造販売事業が冴えなくても、全体では増収・増益になりました。この業績だけを見ると、好決算に見えます。しかし、通期業績予想を見ると、当第3四半期決算の数字では業績予想を達成できるのか疑念が生じたのでしょうか、株価はネガティブな方向に反応しました。

2018年9月期 通期業績予想

売上高:92億80百万円(前年同期比13.6%増)
営業利益:16億89百万円(同13.1%増)
経常利益:17億07百万円(同14.4%増)
純利益:11億51百万円(同19.2%増)
1株当り純利益:289.45円

2017年9月期の業績の推移です。

第3四半期/通期
売上高:59億62百万円/81億69百万円
営業利益:10億63百万円/14億94百万円
経常利益:10億58百万円/14億92百万円
純利益:7億16百万円/9億66百万円
1株当り純利益:180.03円/242.82円

前期業績の推移を見ると、第4四半期の業績は伸び率が高めです。よって、当期においても同様の業績推移になることが予想されます。それならば、例え未達となっても、現在掲げている業績予想に近い数字が通期決算発表に現われる可能性が高いと思われます。

アビスト株の保有方針

最近の株価は一服といった印象ですが、業績は順調に伸びています。また、配当額も65円→78円→87円と年度毎に増額傾向にあり、今の株価だと配当利回りは2%を越えています。業績に基づいた配当増であることから、どこかで株価は下げ止まり、上昇に反転するものと考えます。その時に買い増しできるように構えながら、保有継続です。

 

株主優待

今年も6月に水素水が届きました。私と妻とで200株以上を保有しているため、500ml/30袋入り段ボール箱が4つです。毎年この時期は我家の収納スペースが水で満たされていますが、当分売却できる株価ではないため、翌年以降もこの状況は続きそうです。

↓ 優待で送付される水素水が入った段ボール箱の中にありました。このようなアイテムが入っていたことは今まで無かったので、「当たり」を引いたものと思われます。

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(6907)ジオマテックが2019年3月期第1四半期決算を発表

今年1月下旬にHRDPを材料に株価が跳ね上がったジオマテック株の将来性を期待して、NISA口座や一般口座で買い付けたのですが、その後一向に株価が上がる気配が無く、含み損を抱える日々を送っております。本日(8月8日)、2019年度3月期第1四半期決算を公開しました。決算内容の中に、明日以降の株価にとっての好材料が含まれているかどうかを確認しました。

 

2019年度3月期第1四半期決算の中身

売上高、利益共に前年同期比及び前四半期と比較して悪い数字になっていました。ただ、赤字決算になることは当初の業績予想から想定されており、深刻な「悪材料」とは認識されないでしょう。
一方、好材料については、業績の上方修正は無く(新規案件が花開けば数字に反映されるはず。)、他の見通しも含めて残念ながら一つも見当たりませんでした。

↓ ジオマテック2019年度3月期 第1四半期決算・・・売上が更に減少し、営業赤字が拡大しています。

ジオマテックHPより引用

第1四半期決算が赤字であっても、下期には営業赤字が解消されて通期では黒字に転換する見込みです。これは直近の業績が底で、そこから年度後半にかけて回復するシナリオを描いています。
この見通しどおりに事業が進捗するならば、今の株価が直近の底値になりそうです。しかし、株価は半年先を先行することを考慮した場合、現状の株価は業績見通しの実現可能性を懐疑的に認識しているように感じます・・・。

↓ 2019年3月期 業績見通し

ジオマテックHPより引用

↓ 加工高実績と見通し。今回の第1四半期が最も低い値になっていて、ここから先は緩やかな回復に向かうことを見込んでいます。

ジオマテックHPより引用

 

株を保有する理由

この決算内容では、明日以降の株価が上がることに期待できません。とりあえず配当が維持されるのには一安心ですが。

第1四半期決算の中に「有償支給材料」なる用語が出ていました。売上及び売上原価に計上されないモノなので、恐らく三井金属と量産技術を確立したHRDPが絡んでいるのでしょう。本件によって株価は一時ストップ高まで買われました。今の株価には見る影も無いものの、開発現場では継続して評価試験が継続されているものと期待します。この技術が広く世に認められ、再びジオマテック株が買上げられることを願って保有継続です。

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(6875)メガチップスが2019年度第1四半期の決算及び業績の修正を発表

売り玉を1万株以上建てているメガチップス株ですが、8月2日に2019年3月期第1四半期の決算及び業績見通しの修正を公開しました。直近の値動きでは、任天堂の決算を受けて、任天堂株の値上がりに連動してメガチップスの株価も上げていました。よって、メガチップスの決算内容もそれなりに良く、翌日以降は更に値上がりを加速させるのではないかとの懸念があったのですが、実際の数字を見て一安心です。

 

2019年3月期第1四半期決算

↓ メガチップスホームページより抜粋

売上高は前年同期比で大きく伸びたものの、利益に結びつかず約6億2千万円の「のれん償却費」を計上した結果、2億5千万円の営業赤字です。
ニンテンドースイッチ向けメモリの需要増による売上増加はあったものの、連結子会社のタイミングデバイスの需要が見込みを下回ったこと及び、研究開発費が30%弱増加し利益を圧迫したことにより赤字転落となりました。

決算公開に合わせて通期業績見通しも修正しています。売上は増加するものの、純利益は10億円の黒字から8億円の赤字に転落する見込みです。2018年度の純利益は19億5千万を計上しており、2019年度決算では、期待を込めて市場参加者は純利益35億5千万を予想していました。
この予想と、この度公開された数字の乖離は決して小さくないでしょう。この限りでは、翌日の株価は波乱必至となりそうです。

明日の値動きはどうなる

これまでのメガチップスは純利益が赤字であっても、下値模索は一時的で、その後は強い値動きを演じており、その背景にはニンテンドースイッチへの期待があったと思われます。
しかし今は、ニンテンドースイッチのブームも一段落しており、メガチップスが将来性に期待して買収した子会社も、タイミングデバイスの需要減に伴う在庫評価見直しにより利益率が低下する事態に陥っています。一方、多額の研究開発費を投じていますが、当期の業績予想から利益に直結する「稼げる案件」は未だ無い模様です。
よって、先行きに可能性を感じさせるような具体的な材料が見当たらないことから、翌日の株価は相当値下がりするものと考えます。(任天堂株の値動きに連動して、あまり下がらない可能性もありそうです。それでも、現状での期待を込めた株価に対し、十分応えられる材料に乏しいため、相当酷い決算であると見受けました。)

 

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